中小企業のためのIT戦略

【Excelで生産性UP(3)】入力項目をプルダウンから設定して負荷軽減・誤入力を防止する(その2)

Excelから始めるIT経営

Excelで作成したフォーマットに入力するときに、プルダウンから定型の入力項目を選択するようにすることで、誤入力の防止や入力負担の軽減を図ることができます。
前回「【Excelで生産性UP(2)】入力項目をプルダウンから設定する」では、「データの入力規則」で直接、プルダウン選択項目を設定する方法を紹介しましたが、項目の入れ替わりが多い場合や数が多い場合などは、項目を別シートにまとめて参照する方が効率的です。今回はその手順を紹介します。

(1)別シートに項目名を表形式で作成します。
※表見出し(下記の例では「土地入力項目」)は作成しなくてもよいですが、複数の表を用意する場合は、備忘のために付けておいた方がよいです。

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(2)プルダウンを設定したいセルをクリックしてから、「データ」→「データの入力規則」をクリックします。

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(3)「データの入力規則」の画面が表示されたら、「設定」タブの「入力値の種類」から「リスト」を選択します。「元の値」にカーソルを合わせクリックします。

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(4)さきほど(1)で用意した表形式の入力項目をドラッグ(セルをなぞること)します。すると下記のように元の値が自動的にセットされます。

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(5)プルダウンを表示したいセルをクリックすると項目が表示されるようになります。

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【Excelのワザ(1)】セル入力時に注意メッセージを表示して誤入力を防止する
【Excelのワザ(2)】入力項目をプルダウンから設定する

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ABOUT ME
早稲田大学政治経済学部卒業。 みずほ情報総研株式会社(現みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)、政府系金融機関SI企業勤務を経て、2020年アイトクコンサルティング設立。 ITを活用した業務改善、セキュリティ対策、クラウドサービス導入など中堅・中小企業を中心にIT・経営支援に従事。