中小企業経営お役立ち情報

事業継続力強化計画認定制度を活用してみましょう

事業継続力強化計画

コロナ騒動であらためてBCP(事業継続計画)を考えてみたという企業も多いことかと思います。

中小企業強靱化法には防災・減災に取り組む中小企業を支援するため、「事業継続力強化計画」として国が認定する制度があります。

この認定企業となることで、

・日本政策金融公庫の低利融資、信用保証の別枠等、計画の取組に関する資金調達について支援を受けることができ、

・認定計画に従って取得した一定の設備等について、取得価額の20%
の特別償却を受けることができ、

・ものづくり補助金等の一部の補助金において、審査の際、加点を受けられる

などのメリットがあります。

認定企業となるためには、

・事業継続力強化に取り組む目的の明確化
・ハザードマップ等を活用した、自社拠点の自然災害リスク認識と被害想定策定
・発災時の初動対応手順(安否確認、被害の確認・発信手順等)策定
・ヒト、モノ、カネ、情報を災害から守るための具体的な対策
・計画の推進体制(経営層のコミットメント)
・訓練実施、計画の見直し等、取組の実効性を確保する取組
・(連携をして取り組む場合)連携の体制と取組、取組に向けた関係社の合意

についての事業継続力強化計画を申請する必要があります。

ぜひこの機会にBCPについての対策を検討してみるのもよい機会かと思います。

詳細は中小企業庁「事業継続力強化計画」ページをご参照ください。

ABOUT ME
早稲田大学政治経済学部卒業。 みずほ情報総研株式会社(現みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)、政府系金融機関SI企業勤務を経て、2020年アイトクコンサルティング設立。 ITを活用した業務改善、セキュリティ対策、クラウドサービス導入など中堅・中小企業を中心にIT・経営支援に従事。