多くのフェイクニュース(偽情報)が出回る中、すぐに情報に飛びつくのではなく、情報の真偽を見極めて行動を起こしたいものです。
ですが、情報の真偽を見極めるのは、かなりの労力が要りますし、調べたけれども結局よく分からなかったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシアティブのサイトです。
ファクトチェック・イニシアティブでは、国内外のニュースについて、「根拠不明」・「誤り」・「ミスリード」などの評定を公表しています。
また調査して欲しい情報を依頼することもできます。
ファクトチェック・イニシアティブの特設サイトを見ますと、以下のような情報について、その評定を新型コロナウィルス特設サイトで評定を公表しています。
- イソジンなどのうがい薬でコロナ感染予防⇒科学的根拠は根拠は見当たらない
- WHOが方向転換「感染者の隔離は不要」⇒誤り
- このコロナウイルス、高温多湿と紫外線が大嫌い⇒ミスリード
もちろん新型コロナウィルス以外の経済ニュース情報についても掲載されており、例えば、
『10月、小売売上高が歴史的低下』日本で報じられていない」は本当か?
こちらは「不正確」との評定でした。
中小企業の経営においても外部環境の変化を察知することは経営者にとって重要なことかと思います。このようなサイトを活用して、気になる情報をチェックしてみましょう。
また情報自体を操作して伝えることをあり得ます。
特にデータを都合よく見せる方法は、日常茶飯事に目にします。
統計学の古典的名作である、ダレル・ハフ著「統計でウソをつく法」では、統計のウソを見破る5つのカギを紹介しています。
- 誰がそう言っているのか?(統計の出所に注意)
- どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意)
- 足りないデータはないか?(隠されている資料に注意)
- 言っていることが違ってやしないか?(問題のすり替えに注意)
- 意味があるかしら?(どこかおかしくないか?)
新聞・広告のグラフや表など、ぜひじっくり疑って・試して・楽しんでみてください!