中小企業経営お役立ち情報

競合と差別化できる業務改善の方法とは?

ある製造メーカーは3つの問題を抱えていました。

 

・製品の品質が競合より劣る

・コストが高い

・営業スタッフの技術知識が乏しく、営業力が弱い

 

品質が悪く、高コストでは製造メーカーとしては、最悪です。

いくら品質を改善しても、営業スタッフがそれをうまく伝えられなければ、製品は売れません。

 

品質と営業を強化しても、高コストでは利益もあがりません。

 

そこで経営者は3つの問題をひとつひとつ、各々1年かけて改善することにしました。

 

最初の1年は、品質改善に集中します。

 

1年かけて、業界で最も信頼性・効率性の高い製品を作ることを宣言し、取り組みます。

 

次の1年では、製造エンジニアが教育係となって、営業スタッフに品質改善を教え込みます。

 

最後の1年で生産工程をすべて見直し、コスト削減に成功します。

 

最初から全部一度にやればいいではないかと思うかもしれません。

 

ですが、

大きな課題を一度に取り組めば、どれも小手先の改善で終わってしまいます。

3つの問題は、独立したものではなく、それぞれが絡み合い、中途半端な改善では、根本的な解決にならないからです。

 

このように3つのプロセスをひとつひとつ時間をかけて改善したことにより、競合がまねしようとしても、簡単にはまねができない業務プロセスが完成します。

 

業務改善はシンプルにひとつひとつ紐解くことで、競合を差別化できる優位性を築くことができます。

 

ひとつひとつシンプルに課題をクリアすることが、強みになります。

ABOUT ME
早稲田大学政治経済学部卒業。 みずほ情報総研株式会社(現みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)、政府系金融機関SI企業勤務を経て、2020年アイトクコンサルティング設立。 ITを活用した業務改善、セキュリティ対策、クラウドサービス導入など中堅・中小企業を中心にIT・経営支援に従事。