令和2年度中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務が2020年10月より開始されました。
「情報セキュリティマネジメント指導業務」とは、セキュリティの専門家が中小企業を訪問し、セキュリティリスクの診断、情報セキュリティマネジメントに必要な基本方針・規程の策定支援などを行うものです。
全国400社を対象に1社あたり4回専門家が派遣されます。
近くに専門家がいる場合は、現地訪問もありますが、遠隔地の場合はZoomなどでオンラインによる支援になります。
支援対象となるのは、中小企業法で定める中小企業等になります。
詳細はIPA(情報処理推進機構)の令和2年度中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務のページをご参照ください。
ページの真ん中あたりの「お申込み方法」に「中小企業お申込みフォーム」がありますので、それをクリックすると以下の画面が表示されます。
ここで法人名・所在地・業種・従業員数・担当者連絡先等を入力しますが、分かりづらいのは以下の箇所かと思います。
まず「SECURITY ACTION宣言」ですが、これは自社のセキュリティ対策状況を宣言するものです。
まだ実施していない場合は、「未宣言」を選択しておくことでも大丈夫です。
次の「指導する情報処理安全確保支援士のご指名について」ですが、ここは「セキュリティプレゼンター検索」で派遣できる専門家を検索して指名することができます。
「希望なし」としても構いません。
「セキュリティプレゼンター検索」画面(下記)では、活動地域・保有資格・氏名で専門家を検索することができます。
私も情報処理安全確保支援士の資格保有者でIPAのセキュリティプレゼンターですので、検索画面の氏名欄に「前野純一」と入力して、検索していただくと私のプロフィールが見れるようになっています。
実施期間は2021年1月までですが、400社までという制限枠がありますので、400社申し込みがあった段階で終了になると思われます。
無料で自社のセキュリティ対策の支援が受けられるせっかくの機会ですので、ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか?