ゴム手袋製造の世界最大手トップ・グローブ(マレーシア)がコロナクラスターで操業の一時停止の危機に直面しています。
同社の既に検査を終えた7000人の社員のうち、3000人が陽性判定だったそうです。
工場や建設現場など、在宅勤務の難しい状況では、確かに三密を避けるのも難しい状況だったのかもしれません。
ですが、できることはあったはずで、このような陽性率の高さでは、工場の再開は難しくなり、経営危機という事態にも発展しかねません。
日本国内では、業種ごとにコロナ対策のガイドラインが用意されています。
例えば製造業であれば、経団連の発行する「製造事業場における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」です。
ここでは、従業員の健康確保・通勤勤務時の安全対策・作業場、トイレ等の設備に関する衛生状態の確保・感染が確認された場合の対策、などが記載されています。
持続化補助金で事業再開枠の補助を受ける場合でも、自分の業種ガイドラインに準じた申請であるかをチェックされる場合があります。
第三波の到来という状況にある中、このような対策が後手に回ると結局、自社の経営・事業継続を揺るがす事態になります。
まずは自社の従業員を守ること、そして取引先など関係者へ感染したり・されたりすることのないよう基本的な予防を継続することが重要です。
コロナも長引き、最近では以前ほどの注意力がなくなりつつあります。
そのような時こそ、あらためて気を引き締め直したいものです。