Perplexity(パープレキシティ)とは
Perplexityは生成AIがチャットツールにより、ユーザーの質問を受け、検索ツールにより、ユーザーに回答するプラットフォームです。
他の生成AIツールと比較してリアルタイム性が高く、最新情報が検索対象となります。
特に市場調査などのレポート作成機能にすぐれていると評価が高く、マーケティング従事者にとっては一次調査のレポートなどに応用ができそうです。
Perplexityを使ってみる
Perplexityで早速、エステ業界の市場動向を調査してレポートを作成してもらうことにしました。
実際に入力した画面がこちらになります。

指定した通りに図表込みで出典も明記してあります。

全体の章立ては以下のような構成になっています。
- 日本国内エステティックサロン市場規模の推移と現状
- セグメント別市場規模と特色
- 需要層の変遷と施術分野の動向
- 技術革新とDXの活用
- 法規制と業界対応の動向
- 市場成長の原動力と課題
- インバウンド(訪日外国人)市場の動向
- 今後の展望と戦略提言
項目4の「技術革新とDXの応用」では以下のようなサービスも紹介されていますね!
- LDM®(ローカルダイナミックモジュレーション):皮膚や筋膜の深層部に微細な振動刺激を与えて血流改善やコラーゲン生成促進。
- エアジェットやリニアHIFU代替のRF(ラジオ波)機器:高周波で熱を与え、リフトアップや痩身効果を期待。
- EMS美容器具:筋肉刺激による引き締め。
また項目5の「法規制と業界対応の動向」では、医療行為禁止の明確化とHIFU施術禁止として、
厚生労働省は、医師法の観点から医師免許のない者によるHIFU(高密度焦点式超音波)機器の使用を医療行為として禁止しました。これにより、エステサロンにおける該当機器の施術は全面的に禁止されました。
業界内ではこれにより法令遵守による安全性の向上が図られますが、一方で美容医療施設への顧客流出が懸念されています。大手美容ポータルサイトでは、2023年12月から関連情報掲載も禁止されています。
「今後の展望と戦略提言」としては、メンズ・シニア需要への対応強化、先端技術とAI活用による差別化等、5項目にわたる提言がありました。
レポートの最後には参照URLも付記されていますので、自分で更に調査したいという場合には便利です。
以下のように関連質問も提案してくれます。
自分が気づかなかった視点での調査の気付きになるかもしれません。

一方、Perplexityは百科事典のブリタニカから著作権と商標権の侵害で訴訟を起こされているようです。
生成AIには著作権に係わる問題がついて回るのは、宿命のようなのですが、法整備がAIの発展に追いつくのは厳しいようです。